「これ買おうかな…でも高いしな」
「行きたいけど、お金かかるし迷うな…」
日常のちょっとした選択で、
つい立ち止まってしまうことってありませんか?
頭では「やったほうがいい」「行ったほうがいい」と思っていても、
現実的な不安や、お金のことがチラついて、
なかなか決断できない——
うーんうーんと悩んでしまって、
どんどん時間が過ぎていく。
しかも、解決しないまま日々が過ぎていくことで、
頭の中がゴチャゴチャ&モヤモヤしてしまう。
②【悩み方の罠と今回のテーマ】
こうやって、頭の中に“決めきれない悩み”が残ったまま時間が経つと、
どんどん思考がにごっていきます。
本来は数分で終わるはずの小さな迷いが、
気づけば一日中なんとなく引っかかっていたり。
集中できない、気分が上がらない——
そんな“もやっとした状態”が続くと、
パフォーマンスも落ちていってしまいます。
だからこそ、意思決定の「スピードと質」ってすごく大事なんです。
とはいえ、人というのは基本的には
変わりたくない生き物なので、
何か判断する時には、つい「現状の自分」に引っ張られます。
そして、現状の自分に引っ張られるからこそ、
これまでと同じような意思決定になってしまい、
同じような人生が続いてしまう。
でも逆に、理想の自分の意思決定をしていたら、
勝手に人生は好転していきます。
そこで今回は、
**理想の自分につながる“意思決定のやり方”**として、
僕自身も実践してきた「仮想メンター」という考え方をご紹介します。
実際に僕はこの方法を取り入れて、
トヨタを辞めた翌年には年収500万円→1000万円になったり、
人生が大きく動き出した経験が何度もあります。
悩みが長引く現象から今日でおさらばして、
未来を切り拓けるよう、
ぜひ今回の考え方を役立ててみてください。
③【問題の本質:今の自分で考えると、今の自分が続く】
人は何かを判断するとき、つい「今の自分」の立場で考えてしまいます。
たとえば、
「今の収入だとちょっときついな…」
「時間がないから今回はやめておこう…」
「自分にはまだ早い気がする…」
でも、その“今の自分の目線”で決断していたら、
当然、そこから生まれる現実も「今の延長線上」にしかなりません。
つまり——
現状維持の思考は、現状維持の人生を引き寄せるんです。
だからこそ、「今の自分」ではなく
“理想の自分”を基準に意思決定することが大切になります。
④〜⑤【理想の自分(仮想メンター)に相談してみる】
じゃあ、「理想の自分を基準にする」って、どういうことか?
具体的には、
“仮想メンター”を頭の中に置いて意思決定するという方法です。
たとえば、あなたが今月収10万円だったとしたら——
**「月収100万円の自分だったら、どう考えるか?」**と問いかけてみる。
たとえば、僕のお客さんで
「スマホの画面が割れてバキバキ。新しいiPhoneを買おうか迷ってる」
という方がいました。
でも——
「最近iPhone高いしなぁ」「お金減るなぁ」と、なかなか決めきれない。
そこで僕はこう聞いてみました。
僕:
「月収100万円の自分が、目の前にいたとしたら、
今の“悩んでるあなた”に何てアドバイスすると思う?」
お客さんは少し考えて、
「あー、『高いけど買えるなら欲しいの買えばいいじゃん?』って言ってますね」
僕:
「いいね、じゃあ追加で、こう聞いてみて。
『でも私全然稼げてないのに、iPhone買ったらお金減っちゃうんですけど…』
って相談したら、なんて返ってくる?」
お客さん:
「あー…
『そんなの行動量増やしたらなんとかなるでしょ』って言ってますね(笑)」
僕:
「そういうことだよ。なんとかなるってことだね」
こんなふうに、
今の自分じゃなく、理想を達成している自分に“相談する”という形で問いかけると、
現実に引っ張られず、未来に向けた判断ができるようになるんです。
不安や言い訳も含めて、
「理想の自分はどう言うか?」と聞いてみる。
たったそれだけで、
“理想の自分だったら?”の判断ができて、考え方も行動も変わっていく。
現状とは、これまでの意思決定の積み重ね。
だからこそ、現状の自分で意思決定をするのではなく、
理想の自分で意思決定をすることが、人生を自然と変える一番シンプルな方法なんです。
⑥【体験談:僕がトヨタを辞めて人生変わったときの話】
この「理想の自分に相談する」という考え方、
実は僕自身、何度も実践してきました。
たとえば、会社員を辞めて間もない頃。
世界一周の旅に出ようと思い、旅をしていた時期のことです。
当時の僕はオーストラリアにいて、無収入。
貯金を切り崩しながら生活している状態でした。
そんなとき、ネットで
**“年収1億を稼ぐ23歳経営者”**という人を見つけたんです。
「なんだこの人は???
この人に会ってみたい!!」
と、強烈に惹かれました。
ちょうど東京で懇親会があり、会えるチャンスがあったのですが——
僕はそのとき、オーストラリアのメルボルンにいたんですよね。しかも無収入。
飛行機代や宿泊費を払ってまで会いに行くのは、金銭的にかなりキツい。
最初は「無理だろう。また機会があったらにしよう」と思っていました。
でも、数日経ってもその人のことが気になって仕方ない。
「やっぱり気になる…。
年収1億の23歳という今まで会ったことのない規格外の存在に会ったら、
自分の中で何かが変わるんじゃないか?」
そんなふうに、諦めきれない自分がいました。
そこで僕はふと、
**「もし自分が年収1億だったら、これどうする?」**と問いかけてみたんです。
すると、頭の中の“理想の自分”がこう返してきました。
「自分が年収1億だったら、会いたい人がいたら地球の裏側でも会いに行くでしょ。
稼げるようになってから会いに行くんじゃなくて、
稼げてないときから“年収1億の価値観”で行動し続けるから、稼げる自分になれるんだよ」
その声を聞いた瞬間、
「行こう」と決めていました。
そして、それが僕の運命を変えました。
実際に日本に飛んで会いに行った結果、
その1億の男に弟子入りすることになり、
翌年には0円→年収1000万円を達成。
トヨタで会社員をしていた頃は、
「こんなに仕事を頑張ってるのに、あと10年働かないと年収1000万になれないのか…?」
と思っていたのに、
たった1年で、しかもお金だけじゃなく
場所や時間、人間関係の自由など、
自分が本当に欲しかったものが一気に手に入ったんです。
⑦【まとめ:意思決定の基準が未来を作る】
結局、今の現実は
これまでの「意思決定の積み重ね」でできています。
そして人は、無意識に“今の自分”の視点で判断してしまいます。
それが人間の本能だからです。
でも、「今の自分」で考えるから、今の自分が続く。
未来を変えたいなら、
意思決定そのものを、“理想の自分”に聞くことが大事なんです。
- 月収100万の自分だったらどうする?
- 年収1億の自分ならなんて言う?
- 尊敬しているあの人だったら、ここで何て言うだろう?
そんな風に**“仮想メンター”を置いてみるだけで、**
視点が変わり、選択が変わり、人生の流れが変わっていきます。
⑧【もし今、選べずにモヤモヤしていることがあるなら】
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、あなたの中に——
- やりたいけど不安で動けない
- 欲しいけど買う勇気が出ない
- 行きたいけど損しないか怖い
そんなモヤモヤがあるなら、
それは「今の自分」ではなく、
“未来の自分”が動き出そうとしているサインかもしれません。
今の自分で悩んでも、答えはグルグル回るだけ。
でも、“理想の自分”に問いかけるだけで、
不思議と心がスッと定まり、選ぶべき道が見えてくることがあります。
人生を動かすのは、大きな決断じゃなく、
日々の小さな選択の積み重ね。
だからこそ、
**「今の自分じゃなく、未来の自分に相談する」**という視点を
これからの人生に取り入れてみてください。
あなたの未来が、
今この瞬間の“選択”から変わっていきますように。
追伸
この「仮想メンター法」は、
理想の自分だけじゃなく、
自分がなりたい人や尊敬する人でも使えます。
たとえば、へこたれそうな時や
くじけそうな時、勇気が出ない時に——
「〇〇さんだったらどう考えるだろう?」
「どう行動するだろう?」
と考えるだけで、自然と望ましい行動ができるようになります。
ぜひやってみてください。
どんどん理想の自分に近づいていきますよ!
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